敦賀市でドローンを活用した新スマート物流SkyHub®の社会実装がスタート
福井県敦賀市は、2022年10月8日(土)に、敦賀市愛発地区において「市街地・過疎地連結型」モデルとして、地域課題の解決に貢献する新スマート物流SkyHub®のサービスを開始しました。具体的にスタートするサービスは最短30分でお届けするドローンによるオンデマンド配送、買物代行、フードデリバリーの3つのサービスで、住民ニーズに応じて順次サービスを開始し、対象エリアも拡大します。
物資や商業施設が集積する市街地が中央に位置し、その周辺に放射状に山間地域が広がり過疎地域が点在する特徴を持つ敦賀市において、「市街地・過疎地連結型ドローン物流」の典型的なモデルとして社会実装をスタートすることは、今後似たような特徴を持つ多くの全国の地域への展開の可能性として大変大きな一歩となります。
具体的にスタートするサービスは以下の3つで、10月8日以降、住民ニーズに応じて商品ラインナップを充実・深化させつつ、順次サービスを開始し、対象エリアも広げてまいります。
サービス内容
オンデマンド配送サービス専門コンビニ (SkyHub® Store)
SkyHub®アプリ、あるいはカタログからの電話注文により、最短30分で注文の食料品や日用品をお届けするオンデマンド配送サービスです。ドローン配送拠点であるドローンデポ®︎のダークストア化の取組みでもあり、ドローンデポ®︎に、食料品、日用品、調味料など、お客様へのアンケートによる希望や購買予測により、商品を在庫し、お客様の注文に合わせて空から、陸から、最適な手段で配送するオンデマンドサービスです。
愛発地区では、お客様は約100アイテムの食料品、日用品から商品を選択の上、30分間隔に設定されたスロットの配送枠から配送希望時間枠と配送先のドローンスタンド®︎*4を選択して注文できます。配送料300円(税込)。基本ドローン便でお届けしますが、天候等の事情でドローン便が難しい場合はおクルマ便による陸上配送でお届けします。
地域の商店と連携した買物代行サービス(SkyHub® Delivery)
SkyHub®アプリで買物した地域の商店やスーパーなどの商品が、希望日時に個宅に届く買物代行・配達代行サービスです。地域の商店のDX化支援の取り組みでもあり、モールEC型で展開するネットスーパーのサービスです。
愛発地区では、近隣地域にある地元スーパーの約500アイテムの食料品、日用品から商品を選び、2時間間隔に設定された時間枠から希望時間枠を選択して注文できます。料金は配送料300円(税込)とサービス料(商品代金合計の10%)。当面は午前10時30分までの注文を当日中にお届けします。
フードデリバリーサービス(SkyHub®Eats)
本年8月に実施した敦賀市におけるドローン配送実証実験でも連携した株式会社出前館(東京都渋⾕区、代表取締役社長 藤井 英雄、以下出前館)のサービスと連携し、敦賀市内の提携飲食店のフードをドローン便あるいはおクルマ便にてお届けします。料金は配送料420円(税込)を想定しています。
まずはSkyHub®Storeのサービスを、愛発地区の11ある集落のうち疋田・奥野・曽々木・杉箸の4集落のドローンスタンド®へのお届けからスタートし、11月には11すべての集落に拡大する予定です。また、11月には、SkyHub®Delivery、SkyHub®Eatsも開始する予定です。
12月現在、SkyHub®︎ストア(小売店)としての稼働もスタートしており、ストアの商品ラインナップを記したカタログを配って、注文商品を配送するほか、公民館に来たついでにお買い物も楽しんでいただく、リアルなサービスも提供しています。
最近では、市街地のお弁当屋さんと提携して、お弁当のドローン配送も始めました。リピーターさんからは、「クリスマスに子供が孫を連れて帰って来るから、お弁当をドローンで届けてほしい」といったご注文あり、そのリクエストに応える形で、お弁当とお菓子の入ったサンタの長靴をドローンでお届けしました。
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